【フリーランス】デザイン依頼を受けるときに確認すべきこと
2016/12/20
仕事を始める前に、きちんと確認しておくポイントについてまとめてみます。
クラウドサービスなどの多くは専用の依頼フォームが定めれられていて、具体的な希望や納期などの情報がまとまっていますが、
通常のクライアントとのやり取りではそういった「仕事の投げ方」をされることはあまりありません。
メール1通でざっくりと依頼されることもあるでしょう。
よほど気のしれた相手であればそれでも良いのですが、取引の経験が浅い相手の場合、
仕事を始める前にきちんと確認しておかないと後々トラブルに発展することがありますので、注意しましょう。
具体的に確認すべき点は以下の5点です。
- 制作物の内容(納品形態)
- 納期
- 予算
- 用途・販路など
- 進め方
制作物の内容
例えば、商品パッケージの依頼の場合であれば
デザインを作成して、データ納品なのか。もしくは、ラベルや袋・箱などを製造する業者に入稿して、資材手配までを行うのか。
手配までを行うのであれば、別途手間賃などを見積りに加えるなど、予算にも影響が出てきますので必ず確認を行いましょう。
また、デザインの方向性(テイスト・カラーなど)についてもできるだけ具体的に聞き出しましょう。
納期
いつまでに納品を行うのか。
仕事の内容と照らし合わせて、明らかに無理な内容であれば、相手に納期の交渉を行いましょう。
受ける前に依頼の案件に対して「これくらい時間があればいけそうだな」というイメージを膨らませておいて、
その日数に+αした期間を見ておくと良いと思います。
予算
多くのフリーランスデザイナーがぶち当たる「予算」の問題。
パッと頭に浮かんだ金額の2倍を見積りにするのが良い、という記事をどこかで見かけました(すいません、忘れちゃいました)。
金額の話は置いておいて、仕事を受ける前に一度相手の予算感を聞き出して置くことは絶対に必要です。
デザイナーと仕事をしたことが無い業者は特に「デザイナーさんと仕事したことがないので、予算がわからないのですが」などと言って、
なかなか予算を言ってくれませんが、
予算が決まっていないということはほぼほぼ無いと思いますので、そこはきちんと確認しましょう。
それでも予算が確定できない場合は、
自分の目標年商から逆算して、時給まで落とし込み、「だいたい◯時間くらいで終わりそうだから、このくらいかな」と考えるのも一つの手です。
用途・販路
チラシだったら、どんな配り方をするのか。
商品デザインだったら、どこで誰に売るのか。
など、制作物を納めた後の話を聞いておきます。
案外、ここの部分を伝えてくれないクライアントが多くて、
納品してみたら「えっ、そんな使い方するの!?」というときも結構あります。
また、販促物の場合は用途や目的を聞くことで、例えば
「DMでも良いですけど、思い切って販促グッズを作るほうがインパクトがあるんじゃないですか?」
というふうに提案することもできます。
進め方
スケジュール的なことをざっくりと共有しましょう。
例えば、
***
1月10日 1stデザイン提出
1月16日 1stデザイン修正依頼
1月18日 2ndデザイン
1月20日 2ndデザイン修正/決定
1月25日 最終デザイン入稿
***
というような感じの道筋をきちんと立てておきます。
簡単なことなんですがこれを省いてしまうと、不要なストレスを抱えることにもなりますので、
自分のためにも一度ちゃんとスケジュールを立てることをおすすめします。
事前確認、大事!
独立したてのフリーランスデザイナーの場合、仕事に食らいつくあまりにこういう事前確認を怠る傾向?があります。
実際、私の場合、
予算だけ告げられて、割と高額だったので詳細を聞かずに飛びつきそうになったこともしばしば笑。
自分の身は自分で守る。。。
そのためにも、事前の確認は怠らないように気をつけましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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