これからの時代、フリーのデザイナーはどういう姿勢で仕事をしていくべきか考えてみた
我々フリーのデザイナーがどう仕事をしていくべきか考えてみました。
スーパーの横の豆腐屋
うちの近所に、豆腐屋屋があるんです。
場所はなんとスーパーの真横。
毎日通り過ぎるたびに、
『大丈夫かなこの豆腐屋』
『よく商売続くよな』
と心配していたのですが、
ある日ふと思い立って、その豆腐屋で商品を買ってみることにしたんです。
私が買ったのは、小さながんも。
ころころとした可愛らしいがんもが8個くらいポリ袋に入って200円。
安い・・・!
対面して販売してくれるおばあちゃんの人柄も良くて、ほんの数十秒のやりとりでしたけど、なんだか心が落ち着きました。
家に帰って早速食べてみると、これが非常にうまいんです。
スーパーで売っているような、「規格化」がされていないから、1個1個がとても無骨、なんだけど、それがまたうまいんです。
一瞬で私は、それまでスルーしていた豆腐屋のファンになってしまいました。
フリーのデザイナーが心がけるべきこと
ちょっと前置きが長くなりましたが、この豆腐屋みたいな仕事をしていけば、絶対食いっぱぐれることはないと思うのです。
質の高い仕事をする
まず第一に、きちんと質の高い仕事をすること。
これは絶対に疎かにしてはいけないことです。さっきの豆腐屋のがんもが、もしまずかったら、いくらおばあちゃんの愛想が良くてもファンにはならなかったでしょう。
コミュニケーションを大切に
第二に、コミュニケーションを大切にすること。
また豆腐屋のおばあちゃんの話に戻りますが、
- 商品を頼んで、
- お金を渡し、
- 商品を受け取る
たったこれだけの中でも、おばあちゃんのあたたかい人柄が伝わってきました。
心地よく買い物ができると、買ったものの価値も上がるような気がするから不思議です。
クラウドで仕事をしている方も多いと思うのですが、対面経験なしでデザインの仕事をするというのは、それなりにコミュニケーション能力が問われることですよね。
普通に仕事をしていても、その人の人柄やムードって大切だなと感じます。
ましてフリーだったら尚更。
いくら質の高い仕事ができても、なんかめんどくさい人だったら、誰だって「次は関わりたくない」と思いますよね。
人に対する接し方や、人との繋がりを大切にしましょう。
顧客満足度を上げよう
さっきの豆腐屋、メインの商品の脇に「わけあり」商品が置いてあったんです。
そこには少しやぶれてしまった油揚げが半額になっていました。
これは消費者にとっては嬉しいことですよね。
小さい豆腐屋だからできる柔軟な取り組みです。
これはフリーのデザイナーの営業にも活かせることがあります。
たとえば、
- デザインの修正を無制限にしてとことん満足のいくデザインを提供する
- 依頼された仕事の視点を少しずらした「発展系」の案を追加で考える
など。
クラウドでデザイン費用が均一化しつつある昨今、我々フリーのデザイナーが最も意識すべきことは
顧客満足度を上げることなのです。
今後、AIやツールの進化などによって我々の仕事も確実に減っていくことが予想されますが、
今回紹介した豆腐屋のような姿勢で仕事をしていれば、未来は明るいでしょう。
ちなみに、今回初回した豆腐屋のがんもはこちら。
めんつゆと、からしをつけるともうビールが止まりませんw
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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