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模倣=パクリではない! パクリ、オマージュ、パロディについて考えてみた

   

パクリとオマージュ、パロディの違いについて考えてみました。

佐野研二郎氏の「パクリ」疑惑で世の中が賑わっていますが、同じ模倣でも「オマージュ」」と「パロディ」はそれとはまったく別物。

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パクリとは

改めて説明する必要は無いですが、「パクリ」とは著作物の模造や複製のこと。

案外古くから使われている言葉で、一説によると大正時代から使われているんだとか。(参考:ニコニコ大百科

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http://rocketnews24.com/

パロディとオマージュ

「パクリ」がネガティブな表現なのに対し、「パロディ」や「オマージュ」という言葉はそんな印象は受けませんよね。

「パロディ」というのは、元の作品の改変であるということを認めつつ、新たな作品に改変する表現。

風刺的なイメージが強い気がします。

「パクリ」と最も違うところは「改変を認めつつ、風刺というメッセージに変換する」ということ。

「オマージュ」は、元の作品をリスペクトして別の作品として表現すること。元の作品の改変とは限らず、表面的に痕跡が全く見られなくとも「オマージュ」とされる場合があります。

1964年の東京オリンピックのエンブレムに対して、佐野氏のエンブレムは「オマージュ」ですね。

Tokyo 1964 Summer Olympics logo.svg
Tokyo 1964 Summer Olympics logo” by International Olympic Committee – taken from sportslogos.net by 英語版ウィキペディアParutakupiuさん. Licensed under パブリック・ドメイン via ウィキメディア・コモンズ.

source:http://world-action.net/archives/17135
source:http://world-action.net/archives/17135

サントリーのトートバッグの件は、残念ながら「パクリ」だと思います。風刺する意味もないし、もとの作品をリスペクトしている様子も一切ありません。

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source:http://livedoor.blogimg.jp/

コラージュ

ついでに・・・

佐野氏の疑惑から派生して、森本千絵さんの作品も「パクリ」では?と騒いで喜ぶ人たちがいるんですが、

【まとめ】森本千絵(博文堂)のパクリ・盗作疑惑 佐野研二郎擁護から炎上飛び火wwwコラージュで著作権上の問題はない??

これは「パクリ」とは全くの別物。

「コラージュ」というのは、

通常の描画法によってではなく、ありとあらゆる性質とロジックのばらばらの素材(新聞の切り抜き、壁紙、書類、雑多な物体など)を組み合わせることで、例えば壁画のような造形作品を構成する芸術的な創作技法である。(引用:wikipedia

なので、既成のイメージから成り立つ表現だから。

そして、森本さんはは著作権の切れた画像のみをコラージュしていたとのことですから、これは「パクリ」とは言えません。

中国の「パクリ」が面白いのはなぜ?

さっきのこれ。

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ドナルド・ダックと、デイジー・ダックのもろパクリ。

これ、「プッ」ってなるような、「面白さ」がありますよね。

中にはフルコピーして金儲けをするような悪意のある「パクリ」もありますが、

ミッキーやドラえもんなどの中国国内での「パクリ」作品たちはどこか愛くるしい感じがします。

それはもしかしたら、根底にあるのが「オリジナル」に対するリスペクトがあるからなのかもしれません。

人をだまくらかしてやる、というよりは、「オリジナル」ありきで、

「ほら、知ってるだろこれw」

みたいな笑

・・・もしかして資本主義に対する「パロディ」だったりして笑

・・・そんなわけないか笑

それでは今日はこのへんで!

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