在宅ワークが抱えている3つの問題点
2016/12/15
先日、リクルートが在宅勤務を上限日数無しで認めるというニュースが話題になっていましたね。
(リクルート、在宅勤務を全社員対象に 上限日数なく ー日本経済新聞)
私自身、在宅勤務にやっとこさ慣れてきましたが、それでも在宅勤務の問題点みたいなものも感じ始めています。
過去にも何度か何度かそこら辺について書いてきましたが、今回改めてまとめてみようと思います。
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1.コミュニケーションをどうするか
家で働いていると、今まで「ちょっと一言」声をかけたり、合間を見つけてミーティングをすることができなくなります。
「在宅勤務」というと悠々自適な豊かな暮らし、みたいなイメージを抱く方も多いかもしれませんが、実際は異なります。
基本的にめちゃくちゃ孤独です。
仕事仲間でない限り、同居人がいてもそれは同じこと。仕事に向き合っているのは自分だけだからです。
そこで、SkypeやLINEなどのツールを上手く使ってコミニュケーションする必要がありますが、
仕事内容によって向き不向きがかなりあるので、事前に進め方の確認をしておいたほうがいいと思います。
また、ずーっと在宅なのではなく、月に何回かは顔を合わせたり食事に行ったりするという時間を設けるがベターです。
2.勤怠管理をどうするか
在宅勤務などの自由な働き方のしくみを取り入れる場合、「定時」という時間の縛りも見直すのが正しいと思います。
育児や家事をしたいから「在宅勤務」を希望する、となると「時間」で縛ること自体矛盾していますし、
「定時」とはそもそもオフィス通いを前提とした規則なはず。
会社によって様々だとは思いますが、コアタイム制にするか、時給制にするかなど、勤怠管理をきちんと考える必要があると思います。
3.経費関係
これって、なんとなく落とし穴だと思うんですが、
自宅の賃貸料や光熱費の一部は会社側に「経費」として計上すべきだと思うのです。
「こうしないといけない」という決まりは無いのですが、
- 光熱費含め毎月固定費を支給
- 職場面積/敷地面積の割合で、光熱費と賃料を計算し支給
というのが一般的なようです。
色々調べてみたんですが、あまり詳しく書かれていないんですよね・・・。
在宅勤務を開始する前に、会社側に必ず確認しておいたほうが良いと思われます。
今まで外にいた時間分丸ごと光熱費が上乗せされるわけですから、確実に家計の支出が増えます。
「別に、そんな細かいこと」としてしまわないよう注意が必要ですね。
・・・いかがでしたか?
新しい働き方の一つとして注目されている在宅勤務ですが、案外落とし穴やまだまだ議論されていないこともあるんです。
特に、3つ目の「経費」に関しては会社もあまり気にしていないように思います。
(あと、在宅勤務をしない人からは「在宅で働きたいとか言ってる上に、賃料・光熱費補助しろとか何様?とか思われるかもしれないし笑)
実際には会社のコアな部分まで変えないといけないところが、難しいところなんだと思います。
それでは今日はこのへんで。
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