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連載企画:良いデザインの10カ条について考える Vol.01「良いデザインとは、革新である。」

   

「良いデザイン」とは何か?

1970年にディーター・ラムス氏が提唱した「良いデザインの10カ条」について、それぞれ考えていこうという連載企画。

「良いデザインの10カ条」について、ご存知でない方は以前ご紹介したこちらの記事をご覧ください。

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第一回目は、こちら。

1.Good design is innovative.
良いデザインとは、革新である。

「革新」という言葉をWikipediaで調べると

革新(かくしん、reform)とは、字句通りの意味では新たに革(あらた)めることを意味し、既存のものをより適切と思われるものに変更することを意味する。

とあります。

なんとなく、「革新的」と耳にすると突拍子もない解決策のように聞こえますが、本当はこの解説のようにより「適切」と思われるものに変更していくことなんです。

iPhoneが良いデザインである理由

例えば「スマホ」を例に挙げると、AppleのiPhoneは競合他社のデザインより優れている(より適切なものに変更している)といえます。

大きな違いは、Appleのデザイン思想の根底に「人間中心設計」が深く根付いているということ。

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(source:https://www.apple.com/jp/accessibility/

例えば「アクセシビリティ機能」

iPhoneだけでなくすべての製品に標準装備されており様々なハンデを持つ人々をサポートしています。ここまで幅広くカスタマイズされるデバイスは類を見ないのではないでしょうか。より多くの人々が「適切」な使い方ができるようにというAppleの配慮です。

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iOSに搭載されている秘書機能、「siri」も、Apple独自の「人間中心設計」思想から生まれたものだと言えます。

コンピューターは冷たくて堅い機械ではなく、人と同じあたたかみを持つべき。という考え方は、従来の人とコンピューターの関係性を「適切」な方向に変えていった良い例です。

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(source:『iMac』誕生10年、デザインの軌跡をたどる:画像ギャラリー(2/9)

可視化することで変わること

Appleだけになってしまうのもあれなので、別の事例を。

最近、サーモグラフィーを使用して食べ物の温まり具合を可視化できるようにしたプロダクトが話題になっていましたね。

温度を可視化する技術は決して真新しいものではありませんが、「食べ物の温まり具合が分からない」という問題は誰しもが一度は味わったストレス。シンプルな解決策ですが、見事に「適切な」方向に導いているといえます。

新しい価値観の創出

また、「自然界の風」を送り出す扇風機を開発し、「扇風機」という製品そのものの価値観を変えてしまったバルミューダのGreen fanも「革新」の一例と言っていいでしょう。それまで、どのメーカーも取り上げなかった「風」のデザインに初めて取り組んだメーカーです。

バルミューダ DCモーター 省エネ 扇風機 GreenFan Japan(グリーンファンジャパン)ホワイト×ブラック EGF-1500-WK 日本製

 

Green fanは「直接扇風機の風に当たると体を冷やしてしまう」という、誰も目をつけていなかった状況を「適切」に改善した画期的なプロダクト。送風の仕方だけでなく、省エネ性や静音性、使いやすさなど、どこから見ても今までの扇風機とは異なる切り口からデザインされています。


 

いかがでしたか。

今回はより良い方向に暮らしを導く、「革新」をもたらすデザインについて考えていきました。

次回も読んで頂ければ幸いです(全10回予定)。

ほな、さいなら!

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