デザインコンペに出すくらいなら、自分でビジネスにしたほうがいいと思う
何度もデザインコンペの紹介をしているので、こんな事を言うのはなんかアレですが、「デザインコンペに出すくらいなら自分でビジネスにしたほうがいいんじゃないか。」ってふと思ったんです。
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プロダクト・グラフィック・キャラクター・・・と実に色々な分野のデザインコンペの募集がありますよね。
入賞すると賞金や景品などの報酬が得られます。
大きなコンペだとグランプリで200万なんていうのもあります。周りから見たら「作品を200万で買い上げてくれるなんて、儲けたなー!」と思うかもしれませんが、企業にとっては格安で「アイデアの種」や一定の審査をクリアしたデザインが手に入っているわけです。そのアイデアで何百倍ものスケールのビジネスをしていくわけです。でも、応募したデザイナーは最初の200万が報酬のすべてなんですよね。
もちろん、採用後に「プロジェクト化」されてビジネスとして継続していくものもありますがそんなものはごく一部。
国内大手のコンペ紹介サイトJDNの「登竜門」
一方、今だったら同じアイデアでも、kickctarterなんかに出してみて資金が集まれば好きなようにビジネスができるんですよね。例えばコンペで100万円賞金がもらえるのと、kickstarterで100万円の出資があるのとでは、同じ100万円でも全く意味が違ってきます。
キャラクターでも、コンペに出して自治体などに貢献するのももちろんいいですが、どうせやるなら「ふなっしー」みたいな化け物に成長させてみたいと思いませんか。
LINEスタンプやYOUTUBE、Facebookなど、思いつくところ全てに露出していけばもしかしたらうまくいくかもしれません。
家電や雑貨など、一昔前は個人がアイデアを持っていてもそう簡単に「製品化」することはできませんでした。でも、今ならやろうと思えば3Dプリンターで簡易モデルを作ったり、動画を作って誰でも質の高いプレゼンが出来ますし、量産するために資金を募ることもしやすくなりました。
キャラクターも、一昔前は紙に書いて引き出しに眠らせていたかもしれませんが、今では誰でも自由に世界中に発信することができます。
それなのに、わざわざ安い報酬でアイデアを企業に売るのはなんかもったいないな、と思ったわけです。
間違っても「デザイナーだから、デザインコンペに出して有名にならなきゃ」なんて思うのはダメ。
自分で考えたアイデアは自分でリリースする!それがこれからの新しいデザイナーのあり方だと思います。