“Think wrong” あえて間違った考え方をする発想法 濱口 秀司 at TEDxSeeds 2012
2014/09/21
以前、ブレーンに掲載されていた濱口秀司さんの記事をご紹介しましたが、YOUTUBEに公開されているTED×Seedsも非常に面白い内容ですのでご紹介。
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あえて、間違って考える
私たちは普段、間違ったことを嫌い常に正しいことを考えます。それは生きていくため、教育のため・・・と無限に理由は挙げられます。でも、「正しい」というバイアスが実は潜んでいることに多くの人は気づいていないのかもしれません。
濱口さんの例にあった、『「ペットボトルのお茶=飲み物」という考え方だけでいると、部屋に閉じ込められた時に生き残れない』という話が非常に分かりやすいと思います。
「ペットボトルのお茶=飲み物」という考えだけでなく「ペットボトルのお茶=窓を壊す道具」というふうに転換できる柔軟さが必要なんですね。
Innovation=Shift
濱口さんが挙げたイノベーションの定義は以下の3点。
・見たこと無いこと
・実行可能であること
・議論を生むこと
最後の議論を生むことというのは、今までに見たことがなくて、それが「正しいこと」と認知されていないから。
ですから、この「間違ったこと」を効率よく考えることがイノベーションを起こすために必要なことになるんですね。いかにバイアスを外して、効率よく発想していくことができるか。
伝えたいことは「Think wrong」のみ、という非常にシンプルなプレゼンテーションですが、なんだか後からじわりじわりくる内容で、非常に考えさせられました。
ちなみに、YOUTUBE視聴でも体験できるインタラクティブなゲームが11:10あたりから始まります。
仕組みを少し理解すると効率がどのように変化するかというゲームですが、一度やってみると面白いですよ!
Hideshi Hamaguchi [濱口 秀司] at TEDxSeeds 2012
濱口さんの記事が掲載されている雑誌『ブレーン』はこちら