デザイナーが面接時に「志望動機は?」と聞かれたら
2014/05/01
これは新卒採用時に使えるかどうかわからないんですが、デザイナーが面接時に「志望動機は?」と聞かれたら、正直、これしかないと思うんです。
それは・・・
御社の環境で成長したい
もちろん、そのあとに続くことは個々様々あると思いますが、それが「自分がデザインしたアプリを世にリリースしたい」「自分がデザインした商品を世にリリースしたい」・・・だったら、正直会社に入らなくてもできますよね。
今ではアプリなんて大企業でなくても、一人で簡単に作れてしまうし、プロダクトでも今は成形金型のコストをかけずに立体物が作れます。仮に、あなたに資金力がなくともクラウドファンディングで出資を募ればいい。内容さえ良ければ、自分のやりたいことがひとりでできてしまう世の中に変化してきているんです。
もう一度言うと、そんな環境で転職してまで企業に入社したいと手を挙げるのは
御社の環境で成長したい
それ以上でもそれ以下でもないはず。
今の自分のスキルや経験値を活かして既に環境が整っている「御社」でやりたいことをやりたい、ただそれだけの事なんですよね。
(ファンから転じて入社を希望するケースを除く)
そもそも、なんで面接で聞いてくんのか
だいたい、クソ面倒な履歴書や、ポートフォリオをきちんと出しているんですから、既にこちらのスキルと志望動機くらい、相手はわかっているんですよね。それでも面接で、「志望動機は?」と聞いてくるのは、こちらの「熱意」や「本気度」を分かりやすく把握したいから。要するに会社にとってどんな旨味があるか、手早く納得したいわけです。
もちろん、めちゃくちゃ秀逸なポートフォリオ(果たしてそんなものが存在するか不明ですが)があればそんなことは聞かないのかもしれませんが、面接で「志望動機は?」と聞かれたら、よほど履歴書の「志望動機欄」に不備があったか、もしくは相手がまだ「ピン」ときていないかそれだけのことです。
聞かれた時の対処法
ですから、我々デザイナーがそう聞かれたら、正直に環境に魅力を感じていると伝え、その環境であればどんな成果を生むことができるのかシンプルに言うのがいいと思います。しかも最終面接とかでも平気で聞かれるんですよね・・・。で、『この人なんでそんなこと分かんないの』と戸惑って返答におぼついてしまうと、『こいつ、あんまり本気じゃねぇな』と勘違いされてしまったり・・・。
というか、本来デザイナーを採用するのであれば「スキル→ポートフォリオ」と「人柄→履歴書+雑談(例えばランチとかに連れてく)」で、採用条件を満たすか十分わかると思うので、面接で「志望動機は?」なんて、正直愚問だと思うんですけどね。