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『魅力的なポートフォリオを作るために意識したいこと』

      2014/04/10

デザイナーになるためにはどうしても必要になる「ポートフォリオ」

今回は、私の過去の経験も踏まえて「魅力的なポートフォリオ」を作るコツについてお話したいと思います。
※紙媒体のポートフォリオを前提に話を進めていきますが、WEBでも共通することはあると思いますので、是非一読ください。

まず、読み物としてわかりやすいこと

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常に読者の視点で、自分のポートフォリオを見てみましょう。
大切なのは、いかに自分の作品を相手に効果的に伝えられるかです。
グラフィック・プロダクト・テキスタイル・WEB・カーデザイン…どんな領域であっても絶対意識しなければならないポイントです。エディトリアルデザインが苦手、勉強したことがないからわからない、という方は、自分の本棚でも、本屋でもいいのでデザイン系の雑誌をめくってレイアウトをまるごとパクってしまってください。
エディトリアルデザイン志望だったらもちろんNGですが笑

盛り込む内容はコース料理をイメージして

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次に、ページネーションについですが、作品の盛り込み方というのは実はとても重要なポイントです。
物語に起承転結があるように、1冊のポートフォリオを作る際にも展開がなければ最初から最後まで淡々と続いてしまい、
なんだか記憶に残らないような内容になってしまいます。
作品の登場はコース料理を参考にするのが基本です。ちょっと一旦こちらをご覧ください。
フランス料理の順番と、それぞれの役割について書かれたものです。

0.小前菜(アミューズ・ブッシュ)

前菜の前に出てくる前菜、といった所でしょうか、居酒屋とかでいうお通しと同じだとおもって頂ければよいかと思います。

1.前菜(オードブル)

いわゆる前菜です。オードブルはスープの前に出される料理、直訳すると作品の外という意味です。スープからが本番ってことですね。アントレ、と呼ばれることもあります。

2.ポタージュ(スープ)

ポタージュと書かれる場合とスープとかかれる場合、両方あります。ポタージュと書かれる場合は一般的にトロみのある透明でないもの、逆にスープは透明でなスープのもを指します。広い意味ではスープ全般も指します。余談ですが、ポトフはポタージュの仲間です。

3.魚料理(ポワソン)

メインとなる魚料理です。魚だけでなく、海老や蟹も含まれることがありますが貝のポワソンは余り聞きません。もし出す店があったら情報求むですね。余談ですが、カエル料理は魚料理に分類されます、カエルは高級食材ですよ!

4.口直し用氷菓(ソルベまたはグラニテ)

口直し用の氷菓ですが、出てくるタイミングはコースの内容によります。ポワソンを1品の場合はアントレの後に出ることが多いです。2品の場合はポワソンの後、というのが一般的なタイミングです。

5.肉料理(ヴィヤンドゥ)

メインとなる肉料理です。使われるお肉によって呼び方や分類わけされています。食べ方のマナーは左はしから切り分けて食べていくのが一般的です。鶏、豚、牛、羊、鹿の他、野禽類の料理がヴィヤンドに分類されますね。

6.チーズ (フロマージ)

テーブルの整理をかねて。チーズは二日酔いを緩和させる力があります。

7.デザート (デセール)

値段の高いコースだと2種類用意されていたりします。その場合、先にでたデセールをアヴァンデセールと呼ぶ場合もあります。

引用:『ぐるなび 知っていると、ちょっと素敵!フランス料理、コースの順番。』http://r.gnavi.co.jp/g-interview/entry/201306french-7.html

ぶっちゃけ、滅多にフランス料理なんて口にしませんが、ポートフォリオの作品の内容がこんな感じだったら良さそうだと思いませんか。
0.小前菜、1.前菜(オードブル)は、作品を並べる前の「自己紹介ページ」、どんな作品が登場するか説明する「インデックス」に当たります。
2.ポタージュ(スープ)は、メインに行く前の作品、ジャブ的なもの。
3.魚料理(ポワソン)は自分の1番の自信作。
4.口直し用氷菓(ソルベまたはグラニテ)は、ちょっと変わった作品、趣向の違う作品。
5.肉料理(ヴィヤンドゥ)は、3.と並ぶくらいの自信作。3.とは別の視点の作品であることも大切です。
6.チーズ (フロマージュ)は、なくてもOKですが、研究的要素が強い作品(ブランディングなど)があればここに載せます。
7.デザート (デセール)は、これもなくてもOKですが、仕事とは関係のない趣味的な作品があったら載せるといいと思います。

完成したら、一度誰かに見てもらう

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  • 情報として、正しく相手に伝わるか
  • ボリュームは程良いか(←これも料理と同じですね)
  • 文字の大きさ、レイアウト
  • 読んでいて飽きないか

など、客観的に見てもらいましょう。

プレゼンしやすいか

面接時にポートフォリオを持参してプレゼンする場合、相手に見せながら説明しやすいかも重要なポイントになってきます。
何度もリハーサルしてその都度問題を修正していきましょう。

学生のポートフォリオの場合

学生のポートフォリオの場合、「ポートフォリオ」のデザイン自体も、ジャッジの対象になっていることが多いです。
その人の人柄や、取り組む姿勢、趣味性など、総括的評価をしているような感じです。
逆に、転職活動時に使用するポートフォリオには、こうした配慮は全く不要で、多くの企業が提出方法を「PDF」で済ませているくらいです。
私も、学生の時にはかなりこだわってポートフォリオを作っていました。

相手への「旨み」を盛り込む

採用したらどんなふうに活躍してくれるか、それを具体的にイメージさせることができる作品があれば
鬼に金棒です。もし、そういう作品がなくても少し手を加えてできるだけ「旨み」を持った作品にしていくことができるのであれば、是非試してください。

ポートフォリオって作るのが大変で、面倒といえば面倒ですよね。でも例えば自分がレストランを開いたとして、自分の作る料理でいかに相手を満足させられるかと考えて、楽しみにながら「ハマる」くらいの状態にまで持っていけるかがポイントなんだと思います。

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