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『DESIGNHACKおすすめ本:中村勇吾 ワンクリックで、世界を驚かせ「プロフェッショナル 仕事の流儀」』 

   

世界をワクワクさせる中村勇吾の仕事の流儀

NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』の中村勇吾さんの回のKindle本を見つけたので読んでみました。
放送が2008年なので情報としては少し古いですが、中村さんの仕事に対する取り組み方がとても興味深かったので紹介させていただきます。
とりあえず、気になった言葉をピックアップ。

・ウェブサイトは、理屈で考えて理屈通りにつくるわけですが、それだとちょっと頭でっかちになりがちなので、やはりスッと入っていけるための突破口としては、理屈じゃない気持ちよさが大切だと思うんです。
・僕は、2〜3歳児向けの絵本の世界とかが結構好きなんですよ。話はどうでもよくて、フワフワとかパッとか、そういう感じがすごく好きですね。
・最初に何か見たときの「あっと驚く感じ」はすごく大事にしていますね。
・僕は、プログラムの世界でものすごいエキスパートかというと、そうでもないし、グラフィックなどの感性的なものに対してものすごく研ぎ澄まされているかというと、それもまたそうでもないんです。両方とも八〇点ぐらいじゃないかな、という感じですね。
・何が一番の壁かと考えた時に、特に日本人の場合は言語の違いが大きいと思うんですよね。でも言語に頼らないコミュニケーションというものがいろいろとあり得るのではないか、と。単純に、身ぶり手ぶりとか、顔の表情とか、ちょっとした動きとか、そういったことだけでできるコミュニケーションもあるのではないでしょうか。

中村さんは東京大学大学院工学系研究科を卒業後、建築関係の職につくのですが、仕事に対してなかなか成果が生み出せないことに疑問を持ち、誰にも相談せず、趣味のようなノリで初めていたウェブデザイナーの道を歩むことになります。読んでいてああそうか、と思ったのは「自分は〇〇だからエンジニア」だとか「自分は〇〇がだからデザイナー」だとか決めつけないことって大事だよな、ということ。ずっと志を持っていた建築の仕事を捨てて、新しい興味関心に突き進んでいく行動力はすごいです。

また、好きなこと、ハマれること、だったから独学で学べたということもあると思います。茂木健一郎さんも、

中村さんの障害の物語を見ていると、学校での教育が全てではないということが身にしみてわかる。思えば、世界の歴史は独裁者たちによって切り開かれてきた。たとえ正規の学校に行った場合でも、学校の教育とは関係なく自分自身で学ぶ人が、パイオニアになることが多かった。

とコメントしています。

一年の半分はクライアントへの仕事をせず、好きな事をやって、残りの半分はクライアントを相手にするという「研究機関的」な働き方も斬新で興味があります。

対談式なのでさくっと読めますよ。
値段も手頃でおすすめです。

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