DESIGNHACK(デザインハック)

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『デザイン家電はなぜ「四角くて、モノトーン」なのか?』

      2014/02/22

風邪をひいてしまい家から出ることができない状態になってしまいましたので、読めてなかった本をまるっと読むことにしました。
デザイン家電は、なぜ「四角くて、モノトーン」なのか?
表題にも使わせていただいた、木全賢さんの著書『デザイン家電はなぜ「四角くて、モノトーン」なのか?』です。本書は、そもそも仕事で「これからはデザインが大事ですよね」という会話はあるくせに、具体的な製品の例を挙げてデザインについて話すことができない人が多い、という指摘から始まっています。

たしかに、具体的に製品を挙げてデザインについて話ができるものといったら現在「アップル」くらいでしょうか。
そこから「面白い家電デザイン」「フォルムのルール」等と展開されていき、「アップルはなぜすごいのか」というテーマになっていきます。デザイン家電の多くがなぜ「四角くて、モノトーン」なのか、というタイトルの問いも、デザインの「フォルム」が果たす機能と、家電デザインの歴史的な変遷を取り上げながら解説されていきます。また、帯にも書かれている「ブラウンが切り開いた土地を、ソニーが開拓し、その上でアップルが遊んでいる」という文章が示すとおり、それぞれの時代で革新をもたらしたデザインを「フォルム」の変遷という一つの軸を中心に繋げられているので、フォルムの近代デザイン論ともいえるかもしれません。

どうやら「インダストリアルデザインに興味がある人」向けの本ということで、デザイナー向けの本として想定されていないようですが、むしろデザイナーが読んでも面白いような内容になっていると感じました。また、例に挙げられるデザインには必ずといっていいくらい写真が添えられているので一般の読者にもとても分かりやすいデザインの本になっていると思います。

興味がある方は是非読んでみてください。

デザイン家電は、なぜ「四角くて、モノトーン」なのか?
木全 賢
エムディエヌコーポレーション
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